「eRockit」は電動アシスト自転車のような電動モペッド。ドイツ ヘニッヒスドルフに本拠をおくeROCKIT Systemsが現在プリオーダーを受け付けている。
電動アシスト自転車のような電動モペッド「eRockit」
日本の電動アシスト自転車では、モーターによるアシストはペダルパワーの2倍までに規定されている。だが「eRockit」では、モーターアシストはペダルパワーの最大50倍。わずかな力でペダルを漕いだ場合でも車体はパワフルに前進するので、搭乗者は自分の足の力が強くなったような気持のよさを味わえるという。
モーターはガソリンエンジンよりも低速でトルクフル。このため、信号待ちでガソリン自動車とスタートダッシュで競争した場合、クルマを後方にぶっちぎれるそうだ。
スタートダッシュでクルマに負けない
“ガソリンバイク”でなら当然かもしれないが、“電動アシスト”と考えれば驚き
最高速度は時速80キロ。ドイツであればアウトバーンを走行できる。eROCKIT Systemsは動画を公開しているが、ペダルを漕ぎながら進む乗り物が自動車専用道を走行する様子は、合法と聞かされても違和感があるものだ。
バッテリーはフル充電すると120キロ走行できる。フル充電に必要な時間は4時間となっている。
今回販売されるのは「eROCKIT Limited Edition 100」と名付けられた100台限定のモデル。価格は1万1,850ユーロ（約144万7,200円）に設定された。
「eROCKIT Limited Edition 100」と名付けられた100台限定の2019年モデル
日本への配送についてeROCKIT Systemsに尋ねたところ、同社CEOであるAndy Zurwehmeさんより、遅くとも2020年には日本市場参入時期を公表できるとの回答を得た。また、すでに日本から「eROCKIT Limited Edition 100」に対する予約が入っていることも、Andyさんは明かしてくれた。